マッサージは効くの?
マッサージは気持ちいだけで本当に効果あるの?と思われてる方も少なからずおられると思います。最近では治療院よりリラクゼーションのもみほぐしが町中で目立つようになりました。マッサージの良さが世間に広がることは私にとっては嬉しいことです。(^^)/ マッサージ(広義の意味で)は病院のリハビリ施設から治療院やリラクゼーション施設・エステサロンまで幅広く日本には浸透しています。たまに「マッサージは慰安のみ」・「マッサージは効果ない」などと言われる人もいます。はたしてそれは本当なのか?癒すためのマッサージなのか治療のためのマッサージなのか目的にもよりますが、それが本当であればここまで世界で広く使われることはないでしょう。特に日本の病院はエビデンス(医学的根拠)が無い治療は行いません。病院や治療院は医療マッサージとして使用します。そこで今回はマッサージはどのような効果があるのか分かりやすく説明したいと思います☆
《マッサージが生体におよぼす作用》
①皮膚:に近い血管が拡張し新陳代謝が上がります。それにより皮膚表面まで血液が通い皮脂腺、汗腺の働きを促進します。
②筋肉:血行を良くして栄養を送ることにより筋疲労を速く取り除きます。また収縮力や弾力性が増し筋持久力を高めます。(コリがある状態は血行不良でありそれに伴い発痛物質が出るので痛みや不快感を感じます)
③関節:内の血行を良くし損傷の修復を促します。また固まって動きが悪い関節の動きを良くします。
④消化器:には胃液分泌亢進、消化吸収機能亢進、食欲増進、便通促進があげられます。正しく消化吸収し排泄できるということは健康の基本です。
⑤呼吸:には呼吸に関わる筋肉を強くし胸郭の拡張力が増して肺活量を増加させます。酸素は人間の身体にとって必要不可欠。呼吸が深くなると体が元気になるのはイメージできます。
⑥全身におよぼす作用:として全身の血液循環の促進、体の各器官の異常な緊張を取り除き、代謝産物(いらないもの)の吸収を促し排泄を促進させます。
数ある作用の中からいくつか挙げましたが、マッサージは病的あるいは疲れなどで機能低下した器官に対して本来の機能に回復させる働きがあります。病院や治療院では治療を目的とする場合、症状や状態に応じてより効果の高い手技を的確に処方して施術をおこないます。効果を出すためには解剖学や生理学などの基礎医学、あるいは東洋医学を念頭に入れて体の状態を把握し的確にアプローチできる高い技術が求められます。一言でマッサージといっても日本では整体と同じで広義の意味で捉えるのでやり方や流派はさまざまです。(法律上マッサージと名乗れるのは医師もしくはあん摩マッサージ指圧師のみです)当院は鍼灸・漢方と並ぶ中国伝統三大医療の1つ推拿(スイナ)をベースとしたマッサージを行います。